日本には長寿企業が多く、業歴100年以上の企業が、2022年において日本には約40,000社ほどあり、世界で国別にみると1位となっていて、総数の50%以上を占めるとされています。
そんな長寿企業の理念や経営手法などを伺い、内容を文章化するという研究会に現在参加しています。
最近、創業400年以上の養鶏場、養豚場を経営されている事業所様のお話を伺うことができました。時代に合わせた変革を続けてこられ、合理化と機械化で少人数ながら大規模に事業を進められています。
衛生対策や環境整備、疾病対策において厳しい基準が課されている殻付き卵の輸出農場として、シンガポールの認可を受けて輸出もされています。
卵は毎日食べていて栄養価も高く、お話を伺っている時に「食べてみたい!」と思っていたので、先日ネットで購入してみました。
階層式の状態ではなく、鶏の健康増進が考えられた「平飼い」をされています。
割るとこんな感じです。黄身はこんもりしていて、白身もしっかりしています。
今まで接することがなかった産業の方々のお話を伺うと、その産業の背景に自然に興味がわき、現況や傾向を自分で調べるようになるのも、話を伺うよい点のひとつです。
今回お話を伺い、改めて、生き物を扱う産業は他の産業とは異なる大変な面があるなと感じました。
家畜がどのように扱われているかというのは、価格に反映してくるということも実感としてよく理解できたし、食物を無駄にしないという気持ちもさらに強くなったように思います。
さらに「食」の大切さを改めて考えることにも行き着きました。やはり長期的にみると、食の改善が、健康管理、老化防止に最も効果があるのではないかと思ったりします。
食の傾向が変化したり、食欲がなくなってくるというのは、身体が何らかの信号を発しているかもしれないので要注意です。
年々、心の調子を崩されている方が増加しているように思いますので、無視せず身体の声に耳を傾けてみることも大事ですね。